備蓄米放出に伴い、古古古米(こここまい)が話題となっています!
今まであまり耳にすることがなかった古古古米。
こちらのについて「まずい」「臭い」「食べられたもんじゃない」なんて声もあがっており、気になっている方も多いようです。

この記事では、
- 古古古米ってどんな米なの?
- 古古古米がまずい理由ってなに?
- 美味しく食べる方法が知りたい!
こちらのについて調査しました!
さっそく見ていきましょう!
古古古米ってどんな米?
古古古米は、一般的に収穫から3年以上経った古米のことを指します
通常、私たちが食べているお米は新米からせいぜい1年以内のものがほとんどです。
では、なぜそんなお米が今話題になっているのか?
ここでは
- 古古古米の特徴
- 流通されることになった経緯
こちらについて見ていきましょう!
古古古米の特徴
古古古米の大きな特徴として、
「味・風味・粘り気などの「食味」が大幅に劣化している」になります
お米は時間が経つにつれて酸化が進み、表面の油分が劣化します。
また玄米のまま長期保存されていると「米ぬか」から出る油が酸化し、嫌なにおいの元にもなります。

このようなお米は、
そもそも市場に出回ることがほとんどない
と言われています。
「劣化度合を見てみないと、もちろん使い方が変わってくるが、想定として100%で使うお米屋さんって多分いないと思う」
引用:スポニチ
こういった理由から、古古古米は主に「備蓄用・家畜の飼料用」などの用途にまわされてきたんですね。
なぜ流通されることになったのか
本来流通されることがない、古古古米が今回で回ることになったのは
米価格の高騰を背景に、国が備蓄していた古古古米を放出し始めたからです。
ここまでの経緯をまとめるとこちらになります!
古古古米が流通するようになった背景と経緯
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2025年春、コメの価格が高止まりし、地域によっては品薄状態が続いていた。
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政府はこれに対応するため、2025年3月から備蓄米を3回にわたり市場に放出。
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しかし店頭価格は下がらず、需給の改善も見られなかった。
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4回目の備蓄米放出では、従来の「入札方式」をやめ、「随意契約」に変更。
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価格は5キロあたり税抜2000円、税込2160円程度に設定。
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今回売り渡されるのは、2022年産が20万トン、2021年産が10万トンの計30万トン。
今回流出する備蓄米
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2021年産は「古古古米」となり、通常の流通米とは異なる古さ。
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備蓄米は温度管理された専用倉庫で保管されていたが、古さゆえに味の劣化が懸念される。
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一部には割れ米やくず米が混ざっている商品も見られ、品質にばらつきがある。
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消費者には、生産年・精米日・見た目などをしっかり確認してから購入するよう注意喚起。
引用:Yahoo!ニュース
すべての古古古米が一律にまずいわけではありません。
ただ、今までのお米と異なるため抵抗感を感じる方は少なくないと見られています。

古古古米の味がまずいと言われる理由4選
古古古米が「まずい」と言われてしまう理由には、ちゃんとした理由がありました。
ここでは実際に指摘されている4つの理由を紹介していきます!
- 香りがきつくて独特
- パサつきと粘り気のなさ
- 黄ばみや変色による見た目の悪さ
- 保存状態次第で味が左右されるリスク
ひとつずつ詳しく見ていきましょう!
理由①香りがきつくて独特
古古古米が「まずい」と言われてしまう理由一つ目が、
「香りがきつくて独特」です
まず最も多くの人が「無理…」と感じるのが、炊きあがりのニオイです。
古古古米は、
保存中に玄米のぬか層から油分が酸化し、それが独特の「古米臭」を発生させます。

しかも一度この臭いがついてしまうと、
いくら研いでも、炊飯器で炊いても完全には消えないと言われています
特に新米のふっくら甘い香りに慣れている人にとっては、「まったく別物」と感じるほど。
この香りだけで「まずい」と判断されがちな古古古米ですが、次は食感の面での問題を見ていきましょう。
理由②炊き上がりのパサつきと粘り気のなさ
古古古米が「まずい」と言われてしまう理由二つ目が、
「炊き上がりのパサつきと粘り気のなさ」です
古古古米を炊いた時に最初に感じるのが、「パサパサしてる」「粘りがない」という食感の違いです。
これは、お米に含まれる水分が時間の経過とともに失われてしまうことが原因なんです!
お米は精米してから時間が経つと水分を失っていきます。水分の失われた古いお米は、パサパサの原因になります。
引用:日清オイリオ
新米はもっちりしていて、ひと粒ひと粒がしっとりしていますよね。
でも古古古米は水分量が少なくなるうえ、でんぷん質も変化してしまいます。
そのため、粘り気がなくパサついた仕上がりになってしまいまうんですね!

理由③黄ばみや変色が気になる見た目の悪さ
古古古米が「まずい」と言われてしまう理由三つ目が、
「黄ばみや変色が気になる見た目の悪さ」です
これは、保存期間が長くなることで自然に起きる変色なんです!
お米は時間とともに酸化が進み、白かった粒が少しずつ黄ばんだりします。
これは品質が悪くなった証拠ではあるものの、食べられないわけではありません!
でも見た目って、食欲に大きく影響しますよね。
「ごはんが美味しそうに見えない」だけで、食べる気が失せちゃうことも。
この見た目の悪さも、古古古米が「まずい」と言われる理由のひとつなんですね。
理由④保存状態次第で味が左右されるリスク
古古古米が「まずい」と言われてしまう理由四つ目が、
「保存状態次第で味が左右されるリスク」です
古古古米が「まずい」と言われるかどうかは、実は保存状態によって大きく左右されます。
特に問題になるのは、
高温多湿な場所での長期保管です。
湿気によってカビが発生しやすくなったり、虫がついたり、風味が飛んでしまうことも。
また、直射日光や温度変化が激しい場所も劣化を早める原因になります。
さらに、精米後の保存期間が長ければ長いほど、お米はどんどん風味を失っていきます。
だからこそ古古古米は、
「何年経ったか」だけでなく「どう保存されていたか」も大事なポイントなんですね!
しっかりと低温で管理されていた古古古米なら、意外とおいしく食べられるケースもあるそうです!
まずい古古古米を美味しく食べる活用法
「古古古米=まずい」と切り捨てるのは、ちょっともったいないかもしれません!
実は、ちょっとした工夫を加えるだけで「普通に美味しく食べられた!」という声もありました。
ここでは、誰でもすぐにできる活用法を3つご紹介しますね!
カレーや丼ものに使うと気にならない
古古古米の独特なにおいやパサつきが気になった際は、まずはカレーや丼ものにしてみてください!

カレーや丼ものがおすすめの理由
- 汁気が多くて味の濃い料理と一緒に食べることで、においもパサつきもほとんど気にならなくなる
- カレーのスパイスが古米臭を打ち消してくれるので、においの違和感がかなり軽減される
どうしてもごはん単体で食べづらいと感じたら、まずはこの方法から試してみてください!
チャーハンやリゾットで再活用するコツ
古古古米のパサパサ感をチャーハンに生かすという方法です!
チャーハンやリゾットがおすすめの理由
- 古古古米なら炒めたときにちょうどよいパラパラ感が出せる
- ごま油やにんにく、しょうゆなどの風味が強い調味料を使うと、においも気にならなくなる
- リゾットや雑炊は水分を吸わせることで柔らかく炊き上げ、食べやすくなる
- チーズやコンソメ、野菜のうまみが加わることで、古古古米特有のクセをうまく包み込んでくれる
「余ってるけど捨てるのはもったいない…」と感じている人には、この再活用法がとっても助けになるはずです!
炊き込みご飯にして風味をごまかす
「古古古米を普通に炊くとやっぱり無理…」という人にぜひ試してほしいのが、炊き込みご飯です!
炊き込みご飯がおすすめの理由
- にんじん、しいたけ、ごぼう、油揚げなど、香りの強い食材が多い
- だしやしょうゆベースで炊くので古米臭が気にならなくなる
- 具材のうまみがしっかり染み込むので、古古古米の味がごまかせる
炊き込みご飯なら、古古古米の弱点である「香り」「粘りのなさ」「パサつき」を同時にカバーできるので一石三鳥。
ちょっとした工夫で、美味しく変身させられるかもしれませんね!
古古古米に関するよくある質問(Q&A)
ここでは古古古米についてあがる疑問について、Q&Aでまとめました!
Q: 古古古米って何年くらい前のお米なの?
A: 一般的に古古古米は「収穫から3年以上経過したお米」を指します。保存状態によっては4〜5年物も含まれ、味や香りがかなり変化してしまいます。
Q: 古古古米のにおいはどうしてきついの?
A: 保存中に玄米のぬか部分に含まれる油分が酸化し、「古米臭」と呼ばれる独特のにおいが発生します。精米しても完全には消えないため、炊きあがりに強く感じられます。
Q: 古古古米をそのまま炊いても大丈夫?
A: 食べること自体は問題ありませんが、味や香りにクセがあるため、カレーや炊き込みご飯などにアレンジして食べるのがおすすめです。
Q: 炊きあがりがパサパサなのはどうして?
A: 保存期間が長くなることでお米の水分が抜け、でんぷん質が劣化して粘り気がなくなるためです。チャーハンなどの料理に向いています。
Q: 安く売られてるけど、買っても大丈夫?
A: 品質や保存状態によって差がありますが、正しく調理すれば活用可能です。においや食感が気になる場合は、汁気のある料理でのアレンジをおすすめします。
まとめ
今回は古古古米の味がまずいと言われる理由と活用法について調査しました!
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古古古米は収穫から3年以上経ったお米のこと
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備蓄米として安く流通し始めているが、味や香りにクセがある
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「まずい」と言われる主な理由は4つ(臭い・パサつき・見た目・保存状態)
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保存状態によって味の差が大きく出る
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工夫すればカレーや丼、チャーハン、炊き込みご飯として美味しく活用できる
ということがわかりましたね!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!